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2020年被ばく線量管理義務化の対策


 2018年に発表された2020年4月(予定)から「医療被ばくの線量記録の義務化」に対して、多くの病院はすでで対策が進んでいると思います。

とりあえずCT・血管造影検査に用いる透視用エックス線装置(カテーテル等)・RIについて2020年4月から患者個人に対して被ばく線量の記録を義務化するそうです。

医療機関への準備期間として2年間の猶予が与えられましたが、皆様の施設は進んでいますでしょうか?

金銭的に余裕のある大学病院や大手の医療機関は多くの企業から発売されている線量管理ソフトを導入して運用が始まっていると思います。

しかし、電子カルテはあってもHIS/RIS(病院情報システム/放射線科情報システム)が導入されていないCT装置がある施設(個人病院や開業医など)も存在しており、2020年4月までに管理する環境が整えられるか困っている施設もまだ多くあると思います。

 今までの診療報酬の加算といった話であれば、加算が取れないというだけで済みましたが、年内には法改正されて4月に施行となった場合は、医療法・医療法施行規則等で義務化されるため、線量記録の管理をしていないと、CTの診療報酬そのものがとれなくなる可能性が出てきています。

 しかし、(相場はわかりませんが、)線量管理ソフトの導入には多額の資金が必要になります。しかも、RIS(放射線科情報システム)が導入されていないと接続できないとか、電子カルテとの相性とか言われ導入できるソフトを探すのも苦労すると思います。その上、古い機器であればRDSR(DICOM-SR)が出せないから使えませんとか言われそうです。

 そんな状況を見て、HiraNetMedicalLabでは、患者紹介用にCD-Rを利用してCTデータを出している施設は多いだろうと思い、PDIに準拠した形式(DICOMというフォルダに画像データが入っている状態であれば可)でCTから出される線量情報(SC:secondary capture)のDICOMTagを使って線量管理ができるソフトウェアを開発しました。

 今回はその紹介をさせていただきます。

 必要なのは次の2つだけ!

 ・WindowsとExcelが入ったパソコン(Windows7/8/10)

  ※MS Excelでなくてもマクロが使用できる類似品(Kingsoft WPSなど)も可

 ・CTから線量情報のSC

カテーテルやRIなどを扱わない個人病院や開業医では、多くの企業が出しているような機能は不要と思い、最低限の機能だけで運用できるように設計しました。

とはいえ、HiraNetMedicalLabには営業をする人がいません。アフターケアもどこまで可能かわかりません。それでもいいから格安で被ばく線量記録+管理がしたいという方がおりましたら、HiraNetMedicalLabまでメールにて連絡をください。追って連絡をさせていただきます。

以下、開発したソフトの画面です(変更される場合もあります)

 

 

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